ついに今年もあと4日!
当店の、おせち作りもクライマックスに。
伊達巻も、焼き始めました。
最近銚子の伊達巻は、テレビで放送されたせいかちょっと知られる存在になりました。
大概のお店は、ガスオーブンで焼いてるようです。
当店では、紀州備長炭を、卵を流した鍋の上からかざしながら焼いています。
本当昔の焼き方です。
オーブンで焼けば早いのに、馬鹿かって言われそうなほど原始的な焼き方です。
柔らかい炭の火で炙っていくと、液体だった卵が固まっていき、
キツネ色になった卵にほのかな焦げ色がつき、なんとも言えない、いい匂いがしてきます。
昆布巻もゴージャスです。
1年がかりで貯めた、魚の卵を煮て、日高昆布できっちり巻、それをまた照り照りに、煮込み
ます。あと錦卵。卵を茹でて、白身と黄身に分けて裏漉しします。
白身から出る水分を切って、味つけて蒸します。
こうやって書くと、何とも短い文ですが、これが以外と仕事なんです。
今フードプロセッサーとか、いい物あるよ!
とか言う声が聞こえてきそうですが、やっぱり仕上がりが違うとおもうんですよ。
お客さまの、美味しいと言う顔を思い浮かべながら、一生懸命作ってます。